骨太で良かった。
印象に残ったのは以下。
名目成長率と長期金利の関係
名目成長率>長期金利 だと資本蓄積が飽和し、余った資金が株式市場に流入してバブルが醸成される。
同時に名目成長率が規定する税収の伸びが、長期金利が規定する公的債務の利払い費の伸びより速いため、公的債務の持続可能性(ドーマー条件)が満たされる
名目成長率と長期金利の関係が逆転すると金融ショックに対して脆弱になる。
キンドルバーガーの罠
覇権国が国際公共財を提供できないと世界秩序が不安定化する。
国際公共財とは以下の4つ。
①開かれた財市場の維持
②安定的な為替相場の維持
③協調的なマクロ経済運営
④金融危機時の最後の貸し手機能
そもそもこの状況は新興の覇権国にはまだその意志や能力が足りず、かといって従来の覇権国も衰退していて、その機能を果たせない場合に起きる、と。
他にも歴史を踏まえた時事によく触れられていて読み応えがありました。
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